VST3.6開発(補足) – サンプルソースファイルのビルド方法

サンプルソースファイルのビルド方法

ここでは本Webサイトの各ページからダウンロードできるVST3.6のサンプルソースファイルをビルドし、.vst3ファイル(VST3プラグイン)を作成する方法について簡単に説明いたします。

なお、事前に下記を参考に開発環境の準備、基本ライブラリの作成、および、VST3プロジェクトの作成が完了してください。

ファイルのダウンロードと解凍

まず、各ページからサンプルのソースファイルをダウンロードしてください。

保存先フォルダはどこでも大丈夫です。ダウンロード完了後は、.zipファイルを解凍(展開)してください。

プロジェクトフォルダへのコピー

次にVST3プロジェクトのソースファイルフォルダを開きます。
VST3プロジェクトのソースファイルフォルダは標準では「C:\Users\<ユーザ名>\source\repos\<プロジェクト名>\<プロジェクト名>」になります。(プロジェクト作成時に変更した場合は、そちらに読み替えてください。)

そして、サンプルソースファイルを解凍(展開)したフォルダからサンプルソースファイル(.cpp、.hなど)をすべてコピーします。

サンプルソースファイルのプロジェクトへの追加

サンプルソースファイルのコピー後はVisual StudioでVST3プロジェクトを開きます。
VST3プロジェクトのフォルダにある.slnファイルをダブルクリックしてVisual Studioを起動します。

Visual Studioが起動したら、「ソリューションエクスプローラー」を開きます。
標準で開かれていると思いますが、画面上になければメニューから「表示」→「ソリューションエクスプローラー」で開いてください。

そして、「ソリューションエクスプローラー」の「ソースファイル」フォルダにサンプルソースファイルをドラッグ&ドロップします。
(「ソースファイル」フォルダでなくてもかまいません。.cppや.h等のファイル種別ごとにフォルダを分けてもかまいません。)

プロジェクトのビルド

サンプルソースファイルの追加が終わればいよいよ.vst3ファイルを作成する段階に入ります。

まず、VST3プロジェクトの設定が「Debug」の「x64」となっていることを確認してください。

そして、メニューから「ビルド」→「<プロジェクト名>のビルド」を選んでビルドを実行します。(今回はプロジェクト名が「ビルド説明用」となっていますので、「ビルド説明用のビルド」となっています。)

ビルドを実行するとその結果が出力ウィンドウに表示されます。エラーがないことを確認してください。

VST3プロジェクトフォルダに「\x64\debug」というフォルダが作られ、その配下に.vst3ファイルが完成していれば成功です。
(今回はプロジェクト名が「ビルド説明用」になっていますので、完成した.vst3ファイルは「ビルド説明用.vst3」になっています。)

C:\Users\<ユーザ名>\source\repos\<プロジェクト名>\x64\debug\<プロジェクト名>.vst3

VST3プラグインフォルダへの移動

作成した.vst3ファイルを下記のVST3専用フォルダへの移動・コピーし、ホスト(DAW等)から利用できるようにします。
(フォルダがなければ作成します。移動・コピー時は管理者権限が必要との確認ダイアログが表示される場合があります。)

C:\Program Files\Common Files\VST3\Steinberg\

最後に

以上でサンプルソースファイルをコンパイル・ビルドし、.vst3ファイルを作成することができます。

VST3.6.8プラグインの作りの情報はこちらにもございます → はじめてのVST3.6.8プラグインの作り

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